ヘリウムモード
  • ヘリウムプラズマを生成し、ネオンとヘリウム以外を全てイオン化して検出。
  • 検出器1つで水素を含む無機ガス全般を同時に分析可能。
  • TCDより2ケタ高感度な検出器。
アルゴンモード
  • アルゴンプラズマにより、イオン化エネルギー11.5eV以下の化合物を検出。
  • C2以上の軽質炭化水素、メタナイザ不要でホルムアルデヒドやアンモニア硫化水素も検出。

製品の特長

誘電体バリア放電とは

Siemensによって開発され100年以上オゾン製造に使われてきた誘電体バリア放電の原理を使用。誘電体バリア放電は高電圧の交流をガラスやパイレックスのような誘電体に印加した時に得られるプラズマ放電。

ガスに高電圧を印加することでガス中に絶縁破壊が起こり、一方の電極から他方の電極へ放電が発生。誘電体バリアの存在がコンデンサのように働き、放電で流れる電流の量を制限、放電はアークになる前に終息。

多数の不連続な放電が絶縁破壊電圧以上で電極表面間の各所で発生。60Hzの電源では120回/秒発生し、電極表面上で約20箇所の放電を発生させ、1秒当たりにすると数千の放電を生み出す。

誘電体バリア放電は発熱を伴わない為、電極の消耗が大幅に減少し電極の冷却の必要性がない。

以下誘電体バリア放電をDBD(Dielectric Barrier Discharge)と表記

DBD検出器の特長

  • DBD技術を利用したガスクロマトグラフ用検出器(US Patent5892364 Mr.Matthew Monagle特許取得)
  • 検出器へ供給するガスの変更だけでアルゴンモードとヘリウムモードに切替え可能
  • フレームレスで安全
  • メンテナンスフリー
  • メタナイザー不要
  • 無機ガス(水素含む)に対してTCDより2ケタ高感度な検出器

DBD検出器の機構

ヘリウムモード

ヘリウムガスを供給してヘリウムプラズマを生成し、ネオンとヘリウム自身以外の化合物を全てイオン化して検出する

  • 無機ガスの分析
  • 水素、酸素、窒素、CO/CO2の同時分析
  • イオン化の難しいガスの分析

アルゴンモード

アルゴンガスを供給してアルゴンプラズマを生成し、イオン化エネルギー11.5eV以下の化合物を検出する

  • 低濃度BTEX の分析
  • ホルムアルデヒドの分析
  • エチレンオキサイドの分析
  • アルシンの分析

アプリケーション

ヘリウムモード

ヘリウムモードのダイナミックレンジ(H2,CO,CO2)

ヘリウムモード 無機ガス分析


アルゴンモード

硫化水素の重ね描きクロマトグラムと検量線

0.078, 0.545, 0.997, 4.942, 9.993, 15.016, 30.047, 49.275, 74.975, 100.003ppm

分析のヒント

標準ガスの高精度希釈にはSONIMIX

食品の分析例

誘電体バリア放電検出器(DBD)のアルゴンモード分析のクロマトグラムを示します。

食品・素材の分析例

簡単に、硫化水素、アンモニア、ホルムアルデヒドを検出することができます。

アルゴンモード 低級炭化水素

DBD検出器のアルゴンモードはFIDと似た検出器です。低級炭化水素の標準ガスで比較してみます。

アルゴンモードとFIDの分析例

DBD検出器のアルゴンモードはFIDと似た検出器です。チューブ入り大蒜のヘッドスペース分析のクロマトグラムで比較してみます。

主な仕様

使用温度範囲 120~250℃
測定対象 アルゴンモード:イオン化エネルギーが11.5eV以下の化合物
ヘリウムモード:ネオン以外全ての化合物
供給ガス アルゴンモードの場合、アルゴン 純度99.999%以上
ヘリウムモードの場合、ヘリウム 純度99.999%以上
供給ガスの変更によりアルゴン/ヘリウムモード切り換え可能
ガス消費量 アルゴンモードの最適値 アルゴン 2~ 8mL/min
ヘリウムモードの最適値 ヘリウム 25~40mL/min
電源 プラズマ用電源ユニット 100V 20W以下

関連製品

ダウンロード

リーフレット

テクニカルインフォメーション

現在ダウンロードできるテクニカルインフォメーションは下記となります。このドキュメントを閲覧するためには、無料会員登録が必要になります。(新規会員登録はこちらから / 会員登録がお済みの方はこちらから)

資料No. アプリケーション内容
TI LAIC1000-02 DBD 無機ガス・低級炭化水素の高感度検出
TI LS2106-01 SONIMIXアプリケーションノートNO.1 無機ガス・腐食性ガスの高精度希釈

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  • 腐食性、吸着性ガスの超高精度希釈とバリア放電検出器による前処理不要の分析手法の紹介

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