• 硫黄やリン化合物に高い選択性を持ったガスクロマトグラフ用検出器です。
  • 特異的な発光の遅延時間帯を選択的に取込むことにより従来のFPDに比べ硫黄濃度で10倍の感度を有し、優れた選択性も兼ね備えています。
  • パルス燃焼方式により、ガス消費量は従来のFPDの1/10に低減できます。
  • 24bitデータ取込に対応。
    検出下限値はそのままでダイナミックレンジが拡張されました。
  • 主要アプリケーション:
    硫黄/リン化合物の高感度分析全般、香料/香気成分、食品、農薬、石油化学

製品の特長

特長

  • 従来のFPDに比べ、硫黄モードにおいて10倍の感度を有しています。
    発光取込時間を選択することにより従来のFPDに比べ優れた選択性を有しています。
  • パルス(燃焼・消火の繰り返し)燃焼方式により、ガス消費量は従来のFPDの1/10に低減できます。
  • 硫黄の検出信号を平方根処理する機能により、直線の検量線が得られます。
  • 24bitデータ取込対応により、発光シグナルのレンジ幅が広がりました (Abandance: ~17000000 Counts)。
  • 発光スペクトルを保存することができ、クロマトグラムの描画と発光取込時間を最適化することができます。
  • 検出部は燃焼による“すす”の付着を軽減する自己洗浄機能を有しています。
  • フィルターとPMTの組合せにより、S、P、Sn、Nの4元素を選択的に検出が可能です。
  • PulseView Softwareでの詳細な解析が可能です。
  • 取り込んだ発光データから、個々の時間発光プロフィールを取込/編集ができ、設定された元素の有無を再確認できます。
  • 異なったPFPDパラメータを使ってクロマトグラムの再描画が可能です。
    Gate parameter(発光取込時間)を変更し、クロマトグラムを再描画できます。
  • Gate parameter(発光取込時間)を変更したクロマトグラムをAIAフォーマットファイルに変換し、Agilentデータ解析ソフトでの再解析が可能です。
  • Model5383 コントローラーは、ニューマチックコントロール部・エレクトリックコントロール部で分離。設置場所に困りません。

燃焼原理

  • 水素炎によるパルス燃焼型検出器
  • 炎の燃焼により硫黄やリンは励起され、基底状態に戻る時に光を放出する。
  • 硫黄やリンだけが光る環境にする為、炎は以下のサイクルで点火・消火を繰り返す。
  • 硫黄やリンは励起状態から基底状態に戻るのに時間がかかる→発光が持続する。
  • 硫黄やリンの光は特徴的な発光波長をもっている。

動作原理

元素が燃焼すると特定の波長(光)を発します。バンドパスフィルターによりある範囲の波長のみを通過させてフォトマルチプライア(PMT)で増幅させ、波長を選択的に検出します。

左に発光波形を図に示します。 元素ごとに発光の取込時間範囲を設定できます。 光学フィルターを透過した発光のうち、炭化水素の発光時間 (約1~3ミリ秒)と干渉しない時間の発光を取込みます。 例えば硫黄元素は炭化水素より遅れて発光し、20ミリ秒程度発光が持続します。

フィルター・PMT及び取込時間範囲を設定することで、 高選択的に硫黄やリン化合物を検出することができます。

PulseView オペレーション & 解析 ソフトウェア

  • Windows7~Windows10 (32bit・64bit)対応
  • 取込んだ発光データから、個々の時間発光プロフィールを取込/編集ができ、設定された元素の有無を確認できます。
  • 異なったPFPDパラメータを使ってクロマトグラムの再描画が可能です。
    ※主にGate parameter(発光取込時間)を変更し、クロマトグラムを表示します。
  • Gate parameter(取込時間)のクロマトグラムをAIAフォーマットファイルに変換し、データ解析ソフトでの再解析が可能です。
  • デュアルゲートモードにより、同時多元素の分析を選択的に検出することができます。

24bit データ取込機能

発光強度のレンジが広がり、検出下限値~3桁以上のダイナミックレンジが可能になりました。

発光データ(硫黄)

  • 発光レンジ幅拡張により、GCシグナルのダイナミックレンジが広がりました
  • リン分析にも対応

検量線(硫黄)

1・5・10・50・100・150・200・250ppm 各成分検量線  0.5uL 1:100 注入

アプリケーション

主な仕様

最高使用温度 420℃
ガス使用範囲 水素:10~15ml/min
Air:20~30ml/min
カラム最大流量 5ml/min(He or N2
温度及び流量制御 設置するガスクロマトグラフにて制御
ニードルバルブにより燃焼ガスの比率を調整
検出感度 硫黄:<1pg S/sec
リン:<100fg P/sec
選択性
(最高検出レベルにおいて)
硫黄:>105~106 S/C
リン:>105 P/C
直線性 硫黄:2次曲線応答、おおよそ3桁にわたって直線
リン:直線応答、3桁にわたって直線
コントローラ出力 2チャンネル(0-1V)
1シリアル RS-485
電圧出力(PMT用 0-1000V)
イグナイター電流 (0-3.1A)
コントロールソフトウェア 基本OSとして、Windows7~Windows10(32bit/64bit)対応
コントローラ寸法 ニューマティックコントロール部 : 175mm(H) × 60mm(W) × 275mm(D)
エレクトリックコントロール部 : 175mm(H) × 60mm(W) × 250mm(D)
設置環境 湿度:50~80%相対湿度
温度:+10℃~+40℃(作動時)-20℃~+65℃(停止時)
電源 100〜115/230VAC、50/60Hz(ACアダプタ使用)
供給ガス 水素:0.41MPa(60psi)、純度99.999%以上
Air:0.41MPa(60psi)、THC<1ppm(THC:トータルハイドロカーボン)
キャリアガス ヘリウム:0.55MPa(80psi)、純度99.999%以上

関連製品

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リーフレット

テクニカルインフォメーション

現在ダウンロードできるテクニカルインフォメーションは下記となります。このドキュメントを閲覧するためには、無料会員登録が必要になります。(新規会員登録はこちらから / 会員登録がお済みの方はこちらから)

資料No. アプリケーション内容
TI-1002-01 PFPDアプリケーションノート NO.1 硫黄化合物の比較
TI-1002-02 PFPDアプリケーションノート NO.2 ビール中の硫黄化合物分析
TI-1002-03 PFPDアプリケーションノート NO.3 市販牛乳の分析
TI-1002-04 PFPDアプリケーションノート NO.4 農薬混合標準溶液の分析
TI-1002-06 PFPDアプリケーションノート NO.6 SFE+PFPDによる“しょうが”中のS、P系残留農薬の高感度分析
TI-1002-07 PFPDアプリケーションノート NO.7 軽油の分析
TI-1002-08 PFPDアプリケーションノート NO.8 ローストビーフの香気成分
TI-1002-11 PFPDアプリケーションノート NO.11 タイヤの分析
TI-1002-12 PFPDアプリケーションノート NO.12 ビール中の硫黄化合物の超高感度分析(Entech-GC/MS/PFPD)
TI-1002-13 PFPDアプリケーションノート NO.13 めんつゆの分析(SPME-GC/MS/PFPD)

関連ドキュメント(無料会員)

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  • 選択型検出器パルスドFPD(PFPD)を用いた硫黄化合物の高感度検出の紹介
  • 各種ヘッドスペース、濃縮導入装置と硫黄化合物の選択型検出器による高感度分析を紹介
  • 腐食性、吸着性ガスの超高精度希釈とバリア放電検出器による前処理不要の分析手法の紹介

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