• ランプの紫外線でイオン化する非破壊型の検出器です。
  • 装置を使用しない場合にはランプ電源を切り、ランプ寿命を延ばす 「Lampsaver回路」 搭載
  • サンプル非破壊型検出器であるため、XSD・FID・ELCDをPID検出器ポートにタンデム組込みが可能です。
  • 主要アプリケーション:
    芳香族炭化水素、不飽和炭化水素の分析

製品の特長

PIDの特長

  1. UVランプを使用し、照射エネルギー(10.2eV)より低いイオン化エネルギーの化合物をイオン化し検出します。 PIDは、炭化水素の不飽和度に対して感度を示します。特に芳香族化合物に対し、選択的に検出できる上、FIDより約10倍高感度に検出が可能です。
  2. UVランプによるイオン化検出のため、非破壊型検出器です。
  3. 検出器構造がシンプル設計なので、メンテナンスが容易です。付加ガスは不要です。
  4. FIDでは検出できない無機化合物(Arsine, Phosphine, H2S )も検出が可能です。既にFIDをご使用の場合は、補完的な利用によりアプリケーションの幅が広がります。
  5. 広い直線性(ダイナミックレンジ : >106
  6. 主なアプリケーション
    芳香族炭化水素 : ベンゼン環を持つ BTEX(ベンゼン, トルエン, エチルベンゼン, キシレン)
    不飽和炭化水素 : エチレン、アセチレン系HC

Model 4430 PIDの機能

  1. ランプウィンドウを常にヘリウムガスで掃除する「スウィープ構造」によりコンタミネーションを最小限に抑えます。
  2. ランプの光源をタイマーでON/OFFができるため、ランプの寿命が延ばせます。
  3. 非破壊型検出器のため、O.I.ブランドのFIDをタンデムで接続することで「PID-FID同時測定」による炭化水素の相互検出が可能です。

PIDの原理

GCカラムから溶出した化合物(分子:R)を、UVランプの光エネルギーでイオン化します。
 photon → R = R+ + e-

化合物はそれぞれのイオン化ポテンシャルを持っており、UVランプからの照射エネルギー(10.2eV)よりも低いイオン化ポテンシャルを持った化合物だけがイオン化されます。

ただし、キャリアーガスのイオン化ポテンシャルは、UVランプエネルギーよりも高いので、イオン化はされません。
※LC/MS用APPIイオンソースと同じ原理です。

イオン化された化合物は、集電極にかかる電圧により加速され、発生する電流を電位計で測定します。

検出器に使用するガスはヘリウムのみです。

 

タンデム仕様の PID/FID検出器

FID

飽和の度合いにかかわらず、炭化水素の相対レベルを測定します。

PID

不飽和炭化水素の飽和の度合いに従って、化合物に対し異なった応答をします。

タンデム PID/FID

同時に相互確認の検出ができます。

アプリケーション

主要なPIDのアプリケーション

  • UST(地下貯蔵タンク)モニタリング(i.e.,BTEX)
    (Underground Storage Tank Monitoring:UST Regulation)
  • ガソリンに含まれている有機化合物(GRO)  (Gasoline range organics:GRO)
  • 芳香族炭化水素(ベンゼン環を持つ:BTEX)
  • 不飽和炭化水素(エチレン、アセチレン系HC)

飽和炭化水素(メタン系、シクロパラフィン系HC)は、検出感度が低くなります。

炭化水素の検出比較 ~PID vs. FID ~

PIDとFIDの相対比

PIDとFIDから得られたクロマトグラムの各成分のピーク面積をトルエンのピーク面積で正規化し、
各成分のPID/FIDの面積比を求め10を掛けた値

灯油分析: GC-PID-FID 5-12 min 拡大図

主な仕様

ダイナミックレンジ >105
感度 >40pg(ベンゼン)
最高作動温度 250°C
検出器容量 約250μL
設置条件 ガス:He (99.999%)
電源:105~125(±10%)VAC/25VA
寸法 (4430検出器コントローラ) 14.6cm(H)×7cm(W)× 22.9cm(D)
重量 (4430検出器コントローラ) 2.5kg
構成物質 インレット:ガラスライニング ステンレス鋼
イオンチャンバー:金メッキステンレス鋼

仕様は、GCを含め 設置状態や環境・ユーティリティ・装置の状態・分析条件・測定サンプルの形態/夾雑物 などの要因に影響されます。

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リーフレット

4430PIDリーフレット

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