電波調査・スペクトラムアナライザ
電波の調査方法と必要性
工場にある設備を無線化する予定がある場合や、すでに無線化した設備を有している場合、外来電波や他の設備・機器からのノイズ(妨害電波)により無線設備の通信環境が不安定になることがあります。
使用している周波数と同じ電波が現地エリアで使用されていないかや、既設の設備からノイズが発生していないかを無線化前の確認や、無線を用いた設備の電波確認のために、現地エリアでの電波環境調査(フィールド測定)を行い、トラブル解析や無線サーベイのサービスを行う必要があります。
産業用無線を長年取り扱ってきた知識や経験と技術を活かし、最適な無線環境のご提案をおこなう無線環境ソリューションサービスなどの改善提供を行っています。
無線化のメリット 工場の無線化活用例ページへ⇒
通達調査、妨害電波・ノイズ調査ページへ⇒
--工場などで妨害波が発生する要因--
- ◇発生要因①:他の無線システムからの電波干渉・妨害電波
- ・他の無線システムからの不要電波
- ・複数の周波数を使用している無線システムの相互歪みによる不要電波
- ◇発生要因②:ノイズによる影響
- ・モータやサーモスタットから発生するノイズ
- ・LED電球の回路から発生するノイズ
- ・溶接などによって発生する電波成分
- 妨害波の電波調査方法
- 妨害波の発生状態は時間や場所など、さまざまな要因によって刻々と変化しており、実情がつかみにくい状態です。金陵電機(株)では、発生する時間が不定期でも、瞬発的に発生する妨害波であっても、エリア内で利用されているテレコンに影響する電波の補足・確認・記録が可能です。このような状況のまま無線操作をおこなうと、妨害波が発生したときのみテレコン操作が不安定になる可能性があります。
- ・電波調査事例1(フィールド測定)
- 操作環境が特殊な設備を無線化した場合、どのくらいの距離から無線操作が可能なのかを電波調査により事前に確認し、アンテナ設置本数やアンテナ取付位置等を決定し対応しました。
- ・電波調査事例2(フィールド測定)
- 無線操作が不安定な状態になり、無線通達不良が発生したため、周辺設備によるノイズの発生を疑い、電波調査を行い、ノイズ発生源の特定をしました。(調査中にノイズ・現象が発生しない場合は原因特定ができない場合があります。)
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電波調査に使用できるスペクトラムアナライザ(スペアナ)のご案内
--簡易に電波を測定できる各種測定器の販売をしております--
スペクトルアナライザー MS2711E
(フィールド測定)
(フィールド測定)
スペクトラムアナライザ(Spectrum analyzer)は『スペアナ』とも呼ばれ、高周波信号に含まれる周波数成分(スペクトラム)を表示・解析する測定器です。 今後IoTの導入、無線LAN、携帯電話やスマートフォンなどの活用により電波調査の必要性が増してきます。スペクトラムアナライザを使用すれば、テレコン装置で使用する周波数帯でどの様な電波が発射されているかを知ることができるため、電波調査を容易に各企業できるようになります。
ハンドヘルド スペクトラムアナライザの詳細な説明は、
金陵電機計測器事業サイトやアンリツ マスタシリーズ フィールド測定ソリューションを御覧ください。
金陵電機計測器事業サイトページへ⇒
アンリツ株式会社サイトページへ⇒
- 取扱い品
- ハンドヘルドスペクトラムアナライザ
- ◇周波数範囲
- MS2711E:9kHz~3.0GHz
- MS2713E:9kHz~6.0GHz
- ◇分解能帯域幅
- MS2711E:100Hz~3MHz
- MS2713E:1Hz~3MHz
- ◇表示平均雑音レベル:-162dBm
- (プリアンプON、10MHz~2.4GHz、代表値)
- (MS2712E/MS2713E)
- ◇SSB位相雑音:-110dBc/Hz(代表値、10kHzオフセット)
- (MS2712E/MS2713E)
- ◇小型・軽量(3.45kg)
- ◇バッテリー動作(3時間)
- ◇タッチスクリーンディスプレイを採用
- 各測定アプリケーションやファイル管理のためのショートカット・アイコンが
表示されたメニュー画面を実現 - ◇英語・日本語など8カ国語に対応
ハンドヘルドスペクトラムアナライザの他にもスペクトル/シグナルアナライザやリモートスペクトラムアナライザなど多数の測定器がありますので担当営業までお電話または問い合わせフォームよりご連絡下さい。内容によりご訪問しお客様のご要望内容を伺いご希望の商品やご支援を確認させていただきます。